植栽のお手入れについて

植栽はひと手間をかけることで美しい樹形を維持し、楽しむことができます。
お手入れのポイントをご紹介します。

水やり・・・・・・・・・・植物が生きていくためには欠かせません。
基本的には土の表面が白っぽく乾いてきたら水やりをしますが、
木の大きさ、樹の種類、季節、水やりの時間帯、
前後の天候等によって変わります。

時期 目安 説明
1月から3月
10月から12月
3から5日に1回
午前中
休眠、成長が休止している時期です。 土の表面が乾いた時に、水やりをします。 寒い時期ですので、よく晴れた日の午前中が適切。 夕方に水やりをすると霜で土が凍り、木を痛めてしまいます。 雨が降った時(雨量にもよる)は、水は控えめに。
4から5月 2日に1回
午前中
たっぷりと
木が本格的に活動する時期。 2日に1回のペースで午前中にたっぷり水やりします。 渇きがひどい場合は、朝と夕の2回
6月から7月上旬 長雨時は、水やり禁止!
降雨が無いときは7から9月中旬の水やりに準ず。
梅雨期に入り、長雨が続く場合、水やりは一時的にSTOP!。 梅雨でも雨の降らない場合は、7月下旬から9月上旬の水やりに準ず
7月下旬から9月上旬 毎日
1日2回(朝・夕)
たっぷりと
(夕は葉水も!)
気温が高く、水やりの重要な季節です。 基本的に朝と夕方にたっぷり水やりが必要です。 熱帯夜が続く日もあるので、夕方に葉水(樹全体に水をかける)も与えましょう。

※注意点
・5~9月上旬の水やりは、夕方に水やりをする前に
ホースの中に残っている水を捨ててから行ってください。
日中の暑さでホースの中に残っている水がお湯になっていて、
そのまま水やりをすると機や草花を痛めてしまいます。

・落葉樹、常緑樹の新芽が出る季節(4~5月)に植栽工事をした植木は、
根がまだ固まっておらず、植木にかかる負担が大きいので、
毎日水やりをしてください。
梅雨期は6月~7月上旬の水やり方法で行ってください。

剪定・・・・・・・・・・ 樹形を整え、不要な枝を取り除くこと。
病害虫の予防、翌年の花つきが良くなるほか、
通風や日照の確保に効果があります。

<時期>花が咲く樹は、花後すぐに剪定することで、翌年も花を楽しめます。
常緑樹は、春の萌芽が一段落する6月頃と夏枝の伸びが止まる10月頃。
落葉樹は、葉が落ちて休眠期となる11~3月頃。

<方法>全体を透かすように、込み入ったところを切る間引き剪定。
自然な樹形を保てます。
落葉樹は11~12月に花芽を残すように剪定。

施肥・・・・・・・・・・ 植物の生長を促し、良い花を咲かせるために肥料をやること。
人工的につくられた化学肥料と、
動植物やその排泄物を原料にした有機肥料があります。

<追肥>種まきや苗の植え付け、移植後等の生育に必要な
養分・肥料分を補います。

<寒肥>木が休眠期に入る12~2月頃に施す。春の生長期に植物が吸収し、
新芽の生長から開花・結実に効果的な、1年の基本となる肥料です。

<お礼肥>花後や結実後、果実の収穫後などに、弱った樹勢の回復や
土壌中から失われた養分を補う目的で施す肥料です。

お手入れ次第で、植物の成長や花付きなどは大きく変わってきます。
暑い時期、寒い時期の作業は大変ですが、せっかく植えた樹木や草花ですので、
大切に育ててあげてくださいね・・。

また、伸びすぎた植木の剪定や、急に発生した害虫の消毒等でお困りの時は、
当社にお気軽にお問い合わせくださいませ。